オリジナルグッズ【あさがお屋】

ネット通販で自転車を買ったら大変だった話

買い物

昨年、秋から冬へと変わりつつあるころ、ネットで自転車を買いました。

私の住む街には自転車屋さんがありますが、古くから営業しているらしい小さなお店に入るのは勇気が要るように思えて、通販に逃げました。

そういえば、楽天スーパーセールのときに車(自動車)が売られているのを見た…

車があるなら自転車もあるだろうと思い、調べたら、当たり前のように売っているんですね。

今時、通販で買えないモノを探す方が難しいのかもしれません。

 

希望条件を満たす自転車を見てまわると、値段は手ごろでレビューも悪くありません。

有料オプションにはなりますが、開梱と梱包資材の持ち帰りまで依頼できるよう。

通販自転車の中にはパーツの一部を自分で組み立てて仕上げる商品もあるようですが、私はその手の作業が苦手なので、100%組み立て済の商品を選んで注文しました。

 

新しい自転車は、注文から3、4日で到着。

私は半休を取って待ち構えていたので配達のお兄さんから直接受け取りましたが、もし留守なら、指定の場所(庭とか、マンションの駐輪所とか)に自転車を置いて、カギや書類はポストに投函してもらうこともできるそうです。

忙しい人にとってはとても便利ですよね。

 

前置きが長くなりましたがここからが本題で、自転車と一緒に「販売証明書」という書類を一枚受け取りました。

「これを持って近くの自転車屋さんに行き、防犯登録してね」ということでした。

 

そうか…防犯登録…

結局は自転車屋さんに行くことになるのか。

まだ午後の早い時間だったので、真新しい自転車のカゴに販売証明書とお財布を放り込んで、近くの自転車屋さんへと向かいました。

 

店先に自転車を停め、店内にいる男性に「防犯登録をお願いしたいのですが…」と声をかけると、「今忙しい」と一言。

察して、「わかりました」とだけ言い、そっと扉を閉めました。

 

これは、難しいかも。

たぶん自転車屋さんは、他店で買った自転車を持ち込まれるのが嫌なんだ。

でも買ってしまったものは仕方がないので、ダメもとで少し離れた場所にある別の自転車屋さんへ向かうことに。

 

二件目の自転車屋さんに着くと、中からおじいさんが出てきました。

「防犯登録をお願いすることはできますか?」とおそるおそる声をかけると、おじいさんは黙ったまま自転車を眺め、「いいよ」とポツリ。

た、助かった…

 

お店の中で手続きを進めてもらっていると、「通販で買った自転車?」と聞かれました。

「そうです」

「やめた方がいいよ、通販」

「どうしてですか…?」

「壊れたときに街の自転車屋に持ち込んでも、修理を断られることが多いと思う」

実は…と一件目の自転車屋さんで防犯登録をやんわり断られた件を話すと、「やっぱり」と静かに笑われました。

 

おじいさんいわく、

  • 通販自転車は初期不良品も多い
  • 初期不良であることを説明してもお客には理解されず、トラブルに発展したケースが他店であった(これが一番気がかりのようだった)
  • 海外で製造された安価な自転車の場合、修理しようにも部品の取り寄せなどが難しいことがある

などの理由から、通販自転車とは距離を取りたがる自転車屋さんが多いのだそうです。

※これは会話の一部を書き留めただけのもので、通販自転車は悪い!と言いたいのではないです。

実際に、私の自転車は今も問題なく動いています。

 

「あの自転車いくらだった?」と聞かれたので、オプションも含めて18,000円くらい(うしろのカゴも付けた)と答えると、「自転車屋で買えば、同じ値段でもっといい自転車が買えたよ」と。

私、自転車屋さんはもっと高いと思っていて…と話したら、おじいさんは黙ってニコニコしていました。

 

帰り際、「すごく助かりました」と告げると、「今回は特別」「壊れたら、今度はうちで買ってね」と冗談めかして言われました。

もちろん!と言葉が出そうになりましたが、目の前には新品の自転車があって、余程の不良品でもなければ自転車を買い替えるのはしばらく先になりそうです。

もしも自転車が壊れたら、次は絶対にここで買おうと思う。

でも、それはいつになるだろう?

私はまた、このおじいさんに会えるだろうか?

一瞬のうちにいろいろと考えてしまって、お礼以外の言葉は出ませんでした。

 

通販はとても便利ですし、できることなら買い物は楽天で済ませてポイントを貯めたいのですが、店舗で買った方がいいものもありますよね。

ひとつ勉強になりました。

 

自転車は今も問題なく動きますし、色や形も気に入っていますが、乗るたびにおじいさんのことを思い出します。

物は大事に長く使いたいタチですが、おじいさんのお店で新しい自転車を買うために通販自転車を処分しようかと真剣に考えたほどです。

ただ、そうして買いに行っても失礼になる気がして、今ある自転車を大事にしています。

いつかまたおじいさんに会えたら、あのとき親切にしてもらえて本当に嬉しかったのだと伝えたいです。

 

 

いつも応援ありがとうございます。

にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へ

コメント

  1. yoshio より:

    あさがおさん こんにちは、私の乗ってる自転車は数十年前にホームセンターで購入したものです、
    個人営業の自転車屋さんは値段が高いイメージと種類がないからね!

    ホームセンターだと値段も安いし種類も豊富。パーツも充実しているし防犯登録サービスでしたね、
    自転車は子供の頃から乗ってるからちょっとした修理なら誰もがやってましたよ。
    パンクの修理、タイヤ交換、劣化したブレーキーワイヤーの交換、たるんだチェーンを調整したり
    皆やってましたね。

    でも今は、自分でやるのが億劫で街の自転車屋さんに持っていきます。この前も後ろのタイヤを交換
    してもらいました。待ってる間おじさんと世間話するのも楽しいものです。
    そのおじさん多分80才は超えてますね。あと何年できるかなって言ってました。

  2. 塩月照美 より:

    楽天でポイントがついて、おまけにステキなおじいさんと知り合えて二度美味しかったですね。
    近所の自転車屋で買ったらどちらも手に入りませんでした。

  3. より:

    こんばんは

    なんでも通販で買える時代

    確かに便利ですよね。

    でも、人との関わりと言うか繋がりがないと言うのも少し

    寂しい気もしますね。

    あっ、空気入れは買いました?

    今度パンクしたら、おじいさんに会いに行ってください。

  4. ひゃ〜 より:

    僕が自転車を買ったのは台風15号の影響で停電になり、ガソリンスタンドに長蛇の車列が出来た時です。ガソリンが買えない時のために使うつもりで。ホームセンターも停電していましたが店は開いていて、店員さんが懐中電灯で照らしながら買い物に付き添ってくれました。支払いは電卓で計算してくれて、とても助かりました。でも未だに一度もその自転車に乗っていません。

  5. 元ゆかりんRadio より:

    私は、15年くらい前に、大手スーパーの自転車コーナーでバイトしていたことがあります。
    当時は、輸入の自転車が増えてきたころでしたが、確かに、20年以上持つブリジストンの自転車に比べると、輸入の自転車はちゃちで、不良品も多かった印象ですね。

    その頃は、セール品で一台7000円くらいの自転車を売ったりしていたんですが、すぐにパンクしたり、サドルのスプリングが緩かったり、変なものは確かに多かったなあ。

    買った自転車に乗って帰っていったお客さんが、そのまま、パンクしたって言いながら戻ってきたこともあった。

    あまり知られていないのですが、自転車って、元々65kgくらいの体重の人を想定して基準ができているので。
    でも、実際にその基準で作ると、すごくもろいものが出来るんですよね。

    個人的には、自転車は、初期不良対応をしてくれない所では、買うべきではないと考えるようになりました。

    乗り物系って、分解しないと故障の原因が分からないもの多いのですが、クレーマー系統の人間って、そういうのを理解する能力がない人が多いので、他店で売られた自転車の対応はしたくないという人の気持ちはよくわかりますね。修理のための検査を、壊したと思い込む人って、本当にいるので。

  6. makoto♪ より:

    たまたまブログ見に来たら自転車ネタなのでコメント残します(笑)
    僕の自転車は通販で買いましたが…ロードバイクでドイツのメーカーのやつです。
    防犯登録は通販で買ったお店でやってもらったというかそれもコミでしたね。

    自転車は自分でメンテナンスするから自転車屋には行きませんね。
    今は自転車所有したら自転車保険もほぼ義務になってきましたからね。
    自転車保険も忘れないで加入して下さい。
    人身事故で加害者になったら大変ですし…車との接触事故でも1割くらいは責任負わされる場合がありますからね。

error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました